宿泊行事
5月:学校宿泊訓練(6年生)
学校宿泊訓練は、大地震などの非常時を意識した宿泊行事です。6年生が学校に泊まります。
講演から学ぶ
日本赤十字社の方に実際に震災後の現場で経験したことについての話を伺い,災害の現場でどんなことが起きているのかを学びます。報道だけでは分からない現場の声に耳を傾けることで,普段の生活の中で気をつけるべきことが見えてきます。
自分たちの力で・・
非常時を想定し、食事も自分たちで力を合わせて準備します。一日目の夕食は、カレーライスです。災害用炊飯袋にお米を入れて熱湯の中に約30分間入れておくとご飯が出来上がります。カレーは,家庭科の調理実習の経験を生かして作ります。就寝準備も自分たちで行い,シュラフ(寝袋)を使って一泊します。
子どもたちだけでなく、教員も防災の意識をより高く持つことができる宿泊訓練です。
サマーキャンプ(3・4年生)
3・4年生が長野県塩尻市に行きます。豊かな自然を身体いっぱいに感じたり、訪れた土地のものを見たり味わったりする楽しい3日間です。
自然を味わう
3年生は高ボッチ高原をハイキングします。見晴らしのよい景色に心も晴れやかになる子どもたち。美味しい空気をたっぷりと吸い込みながら、友だちと一緒に楽しく歩きます。4年生は地元の林業センターを見学し、森の中の散策を行います。昆虫やセミの抜け殻などを見つけながら、豊かな自然の中で楽しいひと時を過ごします。
歴史に触れる
4年生は、2日目に松本城を見学します。五層の天守閣としては日本最古のお城です。そのスケールの大きさに子どもたちは驚きの声を上げます。実際にお城の中に入り、現地の方にいろいろなことを教えていただきます。
3年生は「やしょうま」作りを体験します。「やしょうま」は信州郷土料理の一つで、米粉を主な原料とした食べ物です。地元の方に作り方を教わりながら一生懸命作り上げ、夕食時には作ったものを4年生にふるまいます。手作りの郷土料理を、子どもたちは大事そうにいただきます。
自分のことは自分でする
宿舎での生活では、部屋で布団を敷いたり各自の荷物を整頓したりと、自分でしなければならないことが多くあります。互いに声をかけ合い、協力しながら生活を共にする3日間、子どもたちは多くのことを学びます。サマーキャンプでの経験が、その後の学校生活にも生かされます。
子どもたちの声
僕が一番心に残っている事は、サマーキャンプです。特に、4年生のサマーキャンプが心に残っています。飯ごう炊さんでは、火をつけるとすごい煙が出てきて目がすごく痛くなりました。だけど、うまくできたらすごく嬉しかったです。夕食で、そのご飯にカレーをかけて食べました。3年生に「おいしい!」と言われた事がうれしかったです。(4年男子)
ぼくの一年間の思い出は長野に行った「サマーキャンプ」です。「サマーキャンプ」では、「キャンプファイヤー」「まが玉作り」「やしょうま作り」をやりました。ぼくが一番楽しかったのは「キャンプファイヤー」です。なぜかというと、火の回りでクイズをやったり、おどったりしたからです。来年度は松本じょうにもいけるのでとても楽しみです。(3年男子)
スキー教室(5・6年生)
長野県上田市を訪れ、大自然の中で3日間スキーを楽しむ行事です。スキー教室実行委員が準備を進めたり、しおり作りに携わったりするなど、子どもたちの力で活動する場面が増えてきます。
上達を目指して
一人ひとりの経験値によってレッスン班を分け、3日間、現地のインストラクターの指導を受けながら技術の向上に努めます。スキーが初めてという子も、スキーブーツの履き方から一つひとつのことを学び、最終日にはゆるやかな傾斜を滑ることができるまでに上達します。菅平高原スキー場はコースが多いため、上級者の班から少しずつ遠くのコースに挑戦していきます。
体験学習
現地の方のアドバイスを受けながら、木片や木の実など自然素材を使った小物作りをします。友だちと一緒に作った作品は、スキー教室の大切な思い出になります。
子どもたちの声
桐光学園小学校で経験した行事で思い出に残っているのは、5年生の時のスキー教室です。宿舎では部屋の人数が少なく、自ら行動することの大切さ、そして仲間と一緒にいる時の温かい雰囲気、嬉しさをたっぷり味わった3日間でした。スキーに関しては、友だちとリフトに乗り、はげまし合いながら楽しく上達出来ました。栗平に着き、お母さんに会えた時はとてもうれしかったです(5年女子)