校長挨拶

本校は1996年(平成8年)、中学校・高等学校と同じ敷地内に開校しました。
私たちがめざすのは、子どもが安心して生活できる学校、自分らしさをのびのびと表現できる学校、そして集団生活を通して自分を見つめ、心と体の成長を育むことができる学校です。
私たちは、子どもを一人の人として尊重し、その可能性を信じることを教育の出発点としたいと考えています。その思いを基盤に、きめ細かな指導と自主性の尊重を大切にしながら、日々の教育活動を進めています。
学習面では、まず基礎・基本の確かな定着を重視しています。そのうえで、「もっと知りたい」「わかりたい」という子どもたちの意欲にしっかり応え、学ぶ喜びを実感できる授業づくりに努めています。
また、子ども同士、そして子どもと教員がふれ合う時間をできるだけ多く確保することで、相互理解や切磋琢磨する関係が育まれます。遊びや運動の場面でも、自分を素直に表現する経験が、心の安定と周囲との良好な関係づくりにつながります。
保護者の皆さまとの連携も、本校が大切にしていることの一つです。学校行事などを通して学校の姿や子どもたちの成長を共有することで、深い理解と温かな協力をいただき、それが子どもたちの毎日の学校生活を支える大きな力となっています。
さらに、本学園の特長は、子どもたちの成長を長い時間軸で見守ることができる点にあります。中学校・高等学校へ進学した後も、卒業の日に小学校へ立ち寄り、成長した姿を見せてくれる子どもたちが多くいます。これは毎年三月の、私たちにとっての大切な風景です。10年、20年ぶりに顔を見せてくれる卒業生も少なくありません。変わらぬ笑顔に出会うたび、教職員一同、教育に携わる喜びを改めて感じています。
桐光学園 建学の心

あり余る豊かな物の中で、人間としての心の豊かさ、人と人との心のふれ合いが年々失われています。親と子供、教師と子供、子供と子供、隣人と隣人との心のふれ合いも少なくなり、これと反対に家庭内暴力や、青少年の非行は激増し「学校栄えて教育滅ぶ」といわれてもやむを得ない実態といえるでしょう。
ところで世の親たち、私たち教師は子供たちの心の奥底をしっかりと掴んでいるでしょうか。
反抗心やうわべの言動に捉われて心の扉を開こうとしてないのではないでしょうか。心と心がふれ合う、喜び、怒り、感動がわき起こる、教師の心と子供の心が火花を散らす、子供と子供の心が火花を散らす、この火花によってお互いの心がとけ合い心の扉が開けます。この火花によって心を練りあげ、心を鍛えるのが教師であり、その場が教室であり、グラウンドであると信じます。
私は全教職員と一つになって、子供の心の扉を少しずつ開かせ、すなおな心、やさしい心、すべてに感動する若い魂、すばらしい個性を引き出し、これらを良いものに作りあげたい、伸ばしたいと考えます。この場が桐光学園であります。


